top of page
野生の楽校ロゴ_元本_判子_2024.1.25.gif

11月18日~食べられる森へのみち~空気と水の流れ&古代小麦製粉体験編

2023.11.20

Photo:Junichiro Morinaga

Text: Kayo Arita



野生の楽校ワークショップ 第3回目は、「野生の楽校 ~食べられる森へのみち~ドングリ食編第二弾」。


森の土中環境改善体験と 古代小麦の製粉体験同時開催です。








講師としまして、環境再生に取り組む林業家・平井さんと藤野の植物博士・池竹さん、藤野で古代小麦の自然栽培に挑戦中の栗山清臣さんをお迎えし、神奈川県相模原市緑区の旧牧郷小学校の裏庭にて2023年11月に開催されました。



午前中は、平井さんと池竹さんのご指導のもと、いつものように森の土中環境改善体験を実施。



食べられる森が育つよう、荒廃した山の環境を整えていきます。



今回で3回目にあたる裏山整備。



最初は林床がササ藪に覆われ、身動きが取れないほどでしたが、やっと道が開通して歩けるようになりました!





写真だと分かりにくいところもありますが、これは大きな進歩。


道が出てきたことで、次回以降の森の整備がよりいっそう捗ります。















午後のドングリ食ワークショップでは、前回も津久井産の有機栽培小麦を使い、かなり素材にこだわった自然食になりましたが、、、



今回はなんと、藤野産の「古代小麦」を石臼で製粉する所から始まりました。












10月のワークショップでは、豊作だったけれどまだ青くて熟しきっていなかったアラカシを中心に作ることに。

(*アラカシは、ブナ科コナラ属常緑広葉樹。ドングリのなる木で、その年の秋に熟す。)



コナラは事前に植物博士・池竹さんが1日半かけて自転車で走り回って確認した、

数少ない豊作木から採取してくださり、アラカシ、コナラの食べ比べを楽しみました。

(*和名コナラの由来は、もう一つの日本の主要なナラであるミズナラの別名であるオオナラ(大楢)と比較して、葉とドングリが小さめで「小楢」の意味で名づけられた。)



石臼で挽いた古代小麦とドングリを混ぜてありがたくいただきました。


古代小麦は1時間くらい頑張って挽いても、出来たのはたったの一食分にもなりません。

小麦粉を作ることがこんなに大変だったとは。。これは大切に食べようという気持ちになります。



今回の森林整備で、大分森の様子が以前とは変わってきました。

いよいよ次回のワークショップでは、春先の植樹を目指して苗をつくることに。


参加者の方たちからも、次回の開催が待ち遠しいというお声が沢山でていました。


閲覧数:5回0件のコメント
bottom of page